roji roji roji roji 路地百選 番外編:海外の路地 roji roji roji roji
 
イエメン ハジャラ(20070711今井晴彦氏)
 人口500人の山岳都市ハジャラは当然車が走るような道は全くなく、しかもその都市への入り口はたった一つの路地というか建物と建物との隙間しかない。
 このため、国がオスマン帝国に支配されたときもついにこの都市は独立を保持した。路地が都市を守ったことから、この路地を推薦。

(写真:観光客のためか、入り口に向けて一部道路整備がされている。)
イエメン シバーム(20070711今井晴彦氏)
 世界最初の高層都市として世界遺産に指定された、シバーム。
 ハドゥラマウト王国の首都として5世紀頃には今の姿になった。道路に沿って建物を建てるという概念は存在しない。建物と建物の間が通路として利用されおり、順番が逆である。その意味で路地は建物によって生み出された産物であるのが珍しい。

ギリシャ ロードス島(20070711今井晴彦氏)
 トルコとベネツィアが覇権を争ったエーゲ海に浮かぶ島は、旧市街地はアラブ風のまちで、路地だらけになっている。
 高い壁が両側にそびえ、路地そのものは取り付く島もないような雰囲気で、人々はその塀に囲まれた庭にアメニティを求める構造となっている。
 ところが私が炎天下歩いていたとき、その塀のなかから「エリーゼのために」をひくピアノの音が流れ、なんともいえない気分に浸ったことから推薦。
ネパール カトマンズやバクタプール(20070711今井晴彦氏)
 概ね13世紀に都市が建設され、あたかもヨーロッパを連想させる木骨レンガづくりの4〜5階の建物が連続する。迷路都市としても有名であるが、広場、中庭、路地などが有機的に組み合わされ、極めて変化にとんだ景観が生み出されている。
 中世そのままで、現在も高密度に人が住み続けており、タイムスリップしたような不思議な街である。
ベトナム ホーチミン(20070907今井晴彦氏)
 ホーチミン市の西のほうには、バックパッカー向けの宿泊やツーリストオフィスが多く、なかにはホテルが通り両側全てを占めるようなところもある地区があります。
 ここは、珍しく路地だらけで、迷路的に路地が良く発達しており、しかも大変生活のにおいに満ち溢れる路地が多いのが特徴です。そこで飯をくっている人も多く、子供もあそんでいたりします。しいて言えば、オープンカフェ路地でしょうか。
 路地でもオープンカフェができる! もっとも壁にそって一列程度の座席になっていますが。
 既に暗くなってきたので、あまり写真はうまくとれませんでした。
 
路地百選TOPへ