緊急事態宣言: 協賛プロジェクト
「都内で登山」
コロナだ、オリンピックに熱中症、おまけに台風
それでもめげず都内で登山
26:音羽富士 |
※このコラムにおいて「都内」とは、概ね23区の範囲を言います。 |
2021年夏 今井晴彦 |
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築造年:1814年より前 所在地:文京区大塚5-40-1 護国寺境内 |
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江戸川区の安養寺にある富士塚とともに、都内2 か所しかないお寺にある富士塚である。
護国寺の本堂の西にあったのが、明治6 年に陸軍埋葬地として接収され、現在地に移転してきた。多くの石碑があるが、音羽同行という講の碑もあり、地元の講により設立されたのだろうが、現在講は無い。
一合目の合目石に文化14年(1817 年)と刻まれていることから、それ以前に築造されていたと考えられる。高さはおおよそ7mほどである。
登り道が周りにそって石が壁のように配置されているのが変わっている。登っていると、後ろから同じようについてくる人がいる。頂上までそのまま登ってしまったが狭い場所なので、少し行き過ぎて場を作り、振り返ってみると、若い女性である。頂上にある浅間神社の小さな社殿の前にたって、じっとお祈りを捧げだした。講は無くなったと思ったが、まだこんな若い人が受け継いでいるのか、パワーポイント巡りなのは分からない。
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富士塚の入り口 富士道という石碑があった |
江戸名所図会の音羽富士 |
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つづく |
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著者略歴
今井晴彦(株式会社サンプランナーズ代表取締役)
東京大学都市工学科卒。
都市計画コンサルタント会社を設立し、国内外の地域振興、都市計画、観光計画、まちづくり等を行っている。(株)アルメック技術顧問、諏訪市政策アドバイザー(非常勤)、全国路地のまち連絡協議会世話人、地域振興アドバイザー(国土交通省)などを務める
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