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 06:道灌山
※このコラムにおいて「都内」とは、概ね23区の範囲を言います。
2021年夏 今井晴彦
道灌山 所在地:荒川区西日暮里3−4 標高:23.3m
 
 上野公園の精養軒の前がうっそうとした小山になっていて、そこが大仏山である。

 道灌山、平塚山、飛鳥山は3つとも、上野から西に広がる台地の端にある。縄文時代の居住跡もあり、古くから人が住んでいた。道灌山の由来は、太田道灌が出城を築いた、或いは中世の土豪、関道閑の屋敷があったという説があるが、中世から道灌山と言われていたようだ。
 江戸時代は、行楽の地として人々が日の暮れるのを忘れて楽しんだことから日暮の里ともいわれ、薬草園や寺の庭などが多く一大園地となっていたようである。明治に正岡子規が「道灌山」という紀行文を著し、「山も無き武蔵野の原をながめけり 車立てたる道灌山の上」と読んだ。

 現代は西日暮里の駅に隣接していて、半分は開成高校が立地し、その他はすっかり住宅地として開発されてしまっている。幹線道路を渡った反対側は西日暮里公園となっていて、陸橋で結ばれている。新堀山があるということになっているが、現地で見つけることはできなかった。
 また、道灌山も由緒ある山だが、現在の状況は山というより、単なる市街化された台地ということになってしまっている。
 
   
広重画の道灌山
 
道灌山の山容
   
 
山頂辺り
   
西日暮里公園
(新堀山?)
つづく 
  
著者略歴
今井晴彦(株式会社サンプランナーズ代表取締役)
東京大学都市工学科卒。
都市計画コンサルタント会社を設立し、国内外の地域振興、都市計画、観光計画、まちづくり等を行っている。(株)アルメック技術顧問、諏訪市政策アドバイザー(非常勤)、全国路地のまち連絡協議会世話人、地域振興アドバイザー(国土交通省)などを務める 。
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