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前回の行程と異なり、7割近いルートは現代の甲州街道と一致していた。現代の甲州街道は大型車が頻繁に通行し、しかも歩道が極めて狭いか、まったく無いかで、快適とは言い難く、また交通事故の不安もあった。 |
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一方山道はほとんどなく、急勾配の箇所も無かった。桂川沿いの道で、大月を過ぎると笹子川沿いと、谷地を通っている。しかし、ほとんどの区間が緩やかな上り坂が続き、時々強いアゲインストの風が吹き、速度があまり上がらなかった。 |
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単純なルートの割には、現道から入る箇所がよくわからないなど、道に迷うことも相変わらず発生した。上野原市と異なり、大月市内では旧甲州街道を示す標識は皆無で、関心の低さがうかがえる。 |
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笹子方面から東京方面に向けて歩いてくるハイカーが非常に多かった。一方その逆のハイカーは見かけない。なお帰りに笹子駅から中央線に乗ると、車内はハイカーで多くが占められていた。 |
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歩行速度は、鳥澤―大月間が4.95km/h, 大月―初狩間が5.9km/h, 初狩ー笹子間は5.0km/hで、全体平均で5.25kmとなった。やはり道の確認や、若干の見物とか、上り坂であるなどで想定より遅く、この程度の歩行速度に落ち着いたと考えられる。 |