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両駅では中央線や現代の甲州街道と交わるが、それ以外は中央高速道路沿道の丘陵・山間地ばかりを旧道は通る。このため殆ど路地のような狭い道もあり、道が良く分からないのでその確認に手間取った。その中で上野原市教育委員会が旧甲州街道という標識を要所要所に設置してくれていて、大変助かった。 |
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平坦な道は少なく、アップダウンがひたすら続き、また宿場だったところが集落となって多少の面影を伝えていて、古道らしいルートであった。ただ全行程で歩行者は4名しか出会わなく、車とときたますれ違うだけであった。 |
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一番の難所は、「座頭転がし」という幅員50cm〜1m程度の細い道が、山腹に沿ってくねくねと続き、片側は谷となって、落下防止の手すりが設置されたり、時にはなにもなかったりする箇所であった(標高約500m)。江戸時代、先達の声を頼りに後をついていった座頭が誤って谷底に落下したということから、このように呼ばれたようである。 |
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走行速度は、藤野―上野原が5.1km/h、上野原―野田尻4.0km/h,野田尻―鳥澤5.7kmで、道の分りやすさと勾配で大きく左右されている。全体平均で5.6km/hとなった。 |
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